けいれんが起こる、意識がおかしくなる病気
熱が高いときにけいれんが起こる病気
●熱性痙攣(●熱性けいれん)
熱が高いときに起こるけいれんのことをいいます。
生後6ヶ月~6歳くらいまで見られます。
多くは10分以内に止まります。
熱がないのにけいれんが起こる病気
●てんかん
熱が高くないときでもけいれんが起こることがあります。
意識がなくなるだけの発作もあります。
泣いたとき呼吸が止まる病気
●泣き入りひきつけ(●憤怒けいれん)
生後6ヶ月~3歳くらいの子どもが、大泣きしたあと、息を吐いた状態のまま呼吸が止まり、意識がなくなり、全身がぐったりする状態をいいます。
ときには、けいれんが見られることもあります。
特に何もしなくて呼吸は再開します。
後遺症は残しません。
ストレスがかかったときに失神する病気
●血管迷走神経反射、●神経調節性失神、●血管迷走神経失神
緊張やストレスなどが原因で血圧が下がったり脈拍が少なくなり失神することをいいます。
軽い場合は、めまい、吐き気、視野がぼやける、冷や汗をかくだけということもあります。
注射をするとき、不安と痛みのために起こす方もいます。
感染症のときアスピリンを飲んで起こる病気
●ライ症候群
インフルエンザや水痘(みずぼうそう)などのウイルス感染症にかかったとき、アスピリンを飲むと発症することがあります。
嘔吐、意識障害(傾眠)、錯乱、見当識障害(今がいつか(時間)、ここがどこか(場所)などがわからなくなる状態)が見られます。
それに引き続き、けいれん、昏睡が見られることがあります。
以下の病気は、他のページに載せています。
頭痛や嘔吐を伴う病気
- 髄膜炎
- 脳炎
- 脳症
→「熱が出る病気」を見てくださいね。
嘔吐する病気
- ケトン性低血糖症
→「吐き気、嘔吐、食欲がなくなる、脱水になる病気」を見てくださいね。
猛暑のためにぐったりする病気
- 熱中症
→「吐き気、嘔吐、食欲がなくなる、脱水になる病気」を見てくださいね。
体の水分が足りなくなる病気
- 脱水症
→「吐き気、嘔吐、食欲がなくなる、脱水になる病気」を見てくださいね。
発疹以外にも全身性の症状が出ることがある病気
- アレルギー、食物アレルギー、アナフィラキシー、アナフィラキシーショック
アナフィラキシーショックを起こすと意識がなくなることがあります。
→「皮膚の病気」を見てくださいね。
頭を打った
- 頭部打撲
→「事故、けが、やけどなどの病気」を見てくださいね。
脈が飛ぶ、動悸がする病気
- 不整脈
心臓が止まる不整脈では意識がなくなることがあります。
→「健診や何らかの症状で受診したときに見つかる病気」を見てくださいね。