手、脇に症状が見られる病気
手(腕)を痛がり動かさなくなる病気
●肘内障
肘の靭帯(じんたい)がずれることで起こる亜脱臼のことです。
手を引っ張ったり、転んだことによって起こります。
肘を軽く曲げたまま動かさなくなります。
1~6歳くらいの子どもに見られます。
手首や足首にしこりができる病気
●ガングリオン
手首の関節付近(手の甲側または親指側で手のひら側)、指の付け根(ばね指になった指の付け根の手のひら側)や手のひら、肘、足首の関節付近にできるしこり(腫瘤)です。
多くは無症状ですが、ときに神経を圧迫してしびれ感や痛みが見られることがあります。
指が伸びない病気
●ばね指
子どものばね指の多くは、親指が伸びないことによって気づかれます。
大人のばね指と異なり、指を曲げ伸ばしするときに引っ掛かることはまれです。
1~2歳くらいに見つかることが多く、半数以上が自然に治ります。
親指以外のばね指は、自然に治らないことが多くなります。
爪の周りが赤くなる病気
●爪周囲炎
爪の周りの皮膚に細菌が入り赤くなる病気です。
膿(うみ)が出てくることもあります。
爪の角(かど)や左右の縁(ふち)が皮膚に食い込むなどして起こります。
脇のリンパ節(グリグリ)が腫れる病気
●腋下リンパ節炎(えきかリンパ節炎)
手をけがしたときなどに細菌が体に入り込むと脇のリンパ節が腫れることがあります。
眠っているときに手足がピクッと動く病気
●睡眠時ミオクローヌス
眠り際や眠りが浅いときに、手足がピクッと動く症状をいいます。
長くは続かず、眠りが深くなると起こらなくなります。
以下の病気は、他のページに載せています。
39℃以上の高熱が出やすい病気
- ツツガムシ病
手を刺されると脇のリンパ節、足を刺されると足の付け根のリンパ節が腫れます。
→「熱が出る病気」を見てくださいね。
のどや口の中に痛くて赤いポツポツや口内炎ができる病気
- 手足口病
手や足にも発疹が見られます。
→「熱が出る病気」を見てくださいね。
熱が続く病気
- 川崎病(皮膚粘膜リンパ節症候群)
手足がむくむことがあります。
→「熱が出る病気」を見てくださいね。
脇や足の付け根のリンパ節が腫れる病気
- 猫ひっかき病
リンパ節が腫れるところは、引っかかれた場所が手なら脇、足なら足の付け根です。
→「熱が出る病気」を見てくださいね。
関節痛や皮疹を伴う病気
- 若年性特発性関節炎(若年性関節リウマチ)
- リウマチ熱
→「熱が出る病気」を見てくださいね。
眠っているときに手足がピクッと動く病気
- 睡眠時ミオクローヌス
→「手、脇に症状が見られる病気」を見てくださいね。
力が入りづらくなる病気
- ギランバレー症候群
- もやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症)
→「足、足の付け根に症状が見られる病気」を見てくださいね。
かぜをひいたときに発疹が見られる病気
- ジアノッティ症候群、ウイルス性発疹
→「皮膚の病気」を見てくださいね。
汗が出ることによって起こる病気
- 汗疱(かんぽう)
手のひらや指の横、足の裏や指の皮膚がむけることがあります。
→「皮膚の病気」を見てくださいね。
汗をかきやすい病気
- 多汗症
→「皮膚の病気」を見てくださいね。
手足の指先や耳たぶが赤く腫れる病気
- 凍瘡(しもやけ)
→「皮膚の病気」を見てくださいね。
肌が黄色っぽくなる病気
- 柑皮症(かんぴしょう)
手のひら、足の裏で目立ちます。
→「皮膚の病気」を見てくださいね。
イボができる病気
- 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、いぼ
爪の付け根の皮膚によく見られます。
→「皮膚の病気」を見てくださいね。
小さなプツプツができる病気
- 毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)
二の腕や太ももに小さなプツプツができる病気です。
→「皮膚の病気」を見てくださいね。
皮膚が局所的に厚くなる病気
- 胼胝(べんち、・たこ)
手のひらにできることもあります。
→「皮膚の病気」を見てくださいね。
皮膚にこぶができる病気
- 毛母腫(もうぼしゅ)、石灰化上皮種(せっかいかじょうひしゅ)
- リンパ管腫
→「皮膚の病気」を見てくださいね。