はじめての発熱
突発性発疹の熱
はじめて熱が出る病気の中で、もっとも多いのが突発性発疹(とっぱつせいほっしん)です(低い熱も含めるとかぜが最多です)。
突発性発疹は、生後4ヶ月~2歳過ぎくらいの赤ちゃんがかかります。
39℃以上の熱が、4日前後出ることが多く、熱が下がるあたりから細かい発疹が現れます。
発疹は、胴体に多く、顔にも少し現れ、3~4日以内に消失します。
熱が下がったら、発疹が出ていても登園して構いません。
経過中、下痢をすることが多く、発疹が出る直前あたりに、もっとも機嫌が悪くなる傾向があります。
突発性発疹のウイルスは数種類いるため、2回以上かかる赤ちゃんもいます。
高熱が出るため、けいれん(はじめてのけいれん)を起こす赤ちゃんも多くみられます。
3ヶ月以下の赤ちゃん
3ヶ月以下の赤ちゃんは、元気でも容態が急に悪くなることがあるので注意が必要です。
特に新生児では、高熱でなくても重症の場合があります。
熱が37℃以上あったら、元気があって、母乳やミルクを飲んでいても、早めに受診する必要があります。
まだ1度も診察を受けていない赤ちゃんで、
- 元気がない
- 母乳やミルクの飲みが悪い(水分が十分摂れていない)
- ぐったりして、体を動かさない
- 機嫌がひどく悪い
- 呼吸が苦しそう
- 半日以上、おしっこが出ていない
以上があれば、夜間の受診も必要になる場合があります。
生後3ヶ月以下の赤ちゃんが発熱したときの受診タイミング
夕方以降に発熱した場合 → 翌日午前中に受診
朝~夕方に発熱した場合 → 当日夕方までに受診
*受診の目安は、およそ12~18時間以内ということになります。
生後4ヶ月以上の赤ちゃん
生後4ヶ月以上の赤ちゃんは、発熱以外に、特に気になる症状(上記1~6などの症状)がなければ、特別な場合を除いて翌日の受診で構いません。