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塗り薬

ステロイド薬(副腎皮質ホルモン薬)の塗り方は?

口径5mmのチューブから押し出された軟膏やクリームを、人差し指の先端から第1関節まで出すと約0.5gになります。
それを大人の手のひら2枚分ぐらいの広さ(体表面積のおよそ2%)に塗るのが適量とされています。
一般的な湿疹には、1日2回(朝、夜の入浴後)塗ればだいたい効きます。
医学的な報告の多くは、1日2回塗ったデータが示されています。
よくなってきたら1日1回でも効きますが、日常生活では塗ってから数時間以内に汚れと一緒に拭き取ったり、洋服などでこすれたりしますから、塗る回数が少ないと肌に薬がついている時間が短すぎて効かないことがあるようです。
顔や陰嚢は吸収率が高いため、比較的弱めのステロイド剤(ロコイド、アルメタ、キンダベート、リドメックスなど)で効きます。
顔以外の体には、少し強めのステロイド(リンデロンV、メサデルム、ボアラ、フルコートなど)を塗ってもよいとされています。
ステロイド薬と保湿剤(ヘパリン類似物質油性クリーム、ヒルドイドなど)が混ざっても、効果や副作用に大きな差は見られないといわれていますが、あまり保湿剤の量が多くなるとステロイドの効果が減ることもあるようです。

保湿剤の塗り方は?

病院で処方する保湿剤には、ヘパリン類似物質を含む薬(ヘパリン類似物質油性クリーム、ヘパリン類似物質泡スプレー、ヘパリン類似物質スプレー、ヒルドイドソフト、ヒルドイドクリーム、ビーソフテンクリームなど)があります。
ヘパリン類似物質を含む医療用の塗り薬は、いずれも含有量が0.3%です。
軟膏、クリーム、ローション、泡、スプレーなど、いろいろなタイプがあります。
配合成分や添加物の違いによって塗り心地が違いますから、好みや皮膚の状態によって使い分けるとよいと思います。
保湿剤は、こまめに塗るほど効果が見られます。
お風呂上がりはもちろん、朝や昼中も、肌が乾燥する前に塗ったほうがよいといわれています。

保湿剤を塗って肌が赤くなることがあるの?

数100人に1人くらいの割合で、肌が赤くなったりかゆくなったりします。
2~3回塗って反応が見られたら、他の保湿剤に変更しましょう。
白色ワセリン(プロぺト)であれば、まず副作用は見られません。

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