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はじめての離乳食

離乳食を始める時期は?

離乳食は、ふつう生後6ヶ月前後から始めますが、未熟児で生まれた赤ちゃんでは、少し体重が増えてからとか、赤ちゃんによっては、少し食べ物に興味が持てるようになってからということもあります。
離乳食を始めたころから、卒乳を考えるお母さんもいらっしゃいますが、卒乳を急ぐ必要はありません。

離乳食初期のスケジュールは? メニューは?

初めて食べるのは、ふつうすりつぶした10倍粥です。
1日に1回、1杯だけあげます。
最初の1ヶ月は1日1食、決まった時間に食べるようにします。
離乳食を始めて1週間は10倍粥だけです。
1~2日目はスプーンで1杯、3~4日目は2杯、5~7日目は3杯と、少しずつ増やしていきます。
2週目からは、10倍粥に加えて、すりつぶしてペースト状にした野菜などを混ぜてあげます。
アレルギーがある可能性もあるので、一度にたくさんあげることはやめておきます。
離乳食を始めて1ヶ月程度経ったら、午前と午後の1日2回、決まった時間に食べるようにします。
主菜に、おかゆと裏ごしした魚を混ぜたもの、副菜に、裏ごしした野菜など、裏ごししたものをあげます。
りんごやみかんなどを、すりおろしたり、つぶしたりしてあげることもします。
赤ちゃんの様子を見ながら、お白湯で少し薄めるなどして、好みの味を見つけてあげましょう。

*日本人の赤ちゃんは、離乳食が開始されるころから体重の増加率が少なくなることがあります。
特に、元気で動きが活発な赤ちゃんは、痩せ気味になることもあります。
貧血ぎみになる赤ちゃんも少なくありません。
日本は欧米に比べて、お米などの糖質中心の離乳食であることが影響していると考えられています。
近い将来、離乳食のガイドラインは変わると考えられます。

離乳食が進まないときはどうする?

なかなか離乳食を食べてくれなかったり、食べてくれていたのに、ある時期から食べる量が少なくなってしまうことがあります。
そういうときは、こんなことを試してみましょう。

1.授乳の間隔を少しあけてみる。

授乳の間隔を少しあけてみると、おなかが空いてきて、離乳食を食べてくれるかもしれません。

2.固さや触感を変えてみる。

10倍粥や、すりつぶした野菜などの固さや触感を少し変えてみると、食べてくれることがあります。
しっかり裏ごししてペースト状にしてみたり、混ぜ合わせる食材の組み合わせを変えたりすると、好みの食感や味になるかもしれません。

3.楽しい雰囲気であげる。

離乳食が始まると、お母さんはさらに忙しくなり、落ち着かない日々が続くかもしれません。
赤ちゃんは、お母さんの不安や焦り、機嫌の悪さを感じ取る場合があるともいわれています。
離乳食をあげることが、作業のようになってしまうと、赤ちゃんも楽しく食べることができません。
お母さんの気分的なゆとりは、赤ちゃんの栄養のためにも大切といわれています。
子育ては大変と思うことがあるかもしませんが、気持ちに余裕もって離乳食をあげることができるよう、お母さん自身の心の健康も保ってくださいね。
離乳食が思うように進まないときは、小児科医に相談してみるのもいいかもしれません。

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