点眼薬・点耳薬
点眼はどうやってすればいい?
- まず手をよく洗います。
- 点眼する下まぶたを軽く下にひき、1滴点眼します。
- 点眼後は、まばたきをせず、1分くらい目を閉じます。
- 最後に目頭を押さえます。
薬が鼻涙管という管を通って、鼻のほうに流れないようにするためです。 - あふれた液は清潔なガーゼやティッシュで拭き取ります。
子どもが点眼をすごく嫌がってできないときはどうする?
正しいつけ方ではありませんが、朝起きる前に1回、完全に寝込んでから1回つけます。
まぶたを開けずに、目頭につければほとんどは効きます。
完全に寝入っているときであれば、目が覚めることが少なくなります。
複数の点眼薬を使うときはどうすればいいの?
複数の目薬を使うときは5分以上空けます。
5分空ければ、薬の約80%は吸収されるといわれているからです。
使う順番によって効果の現れ方が異なることがありますから、病院や薬局で聞いておきましょう。
点眼薬はどうやって保存すればいいの?
ほとんどの目薬は1~30℃の室温で保存できます。
冷蔵庫に入れないほうがいい目薬もあります。
花粉症やアレルギー結膜炎などで使われるトラニラスト点眼薬(リザベン点眼薬)などです。
長期間冷蔵庫に入れていると、結晶ができてしまうといわれています。
開封した点眼薬はいつまで使っていいの?
防腐剤が入っていない目薬は、開封後10日くらいといわれています。
防腐剤が入っている目薬は、開封後1ヶ月くらいのものが多いとされています。
防腐剤の有無は、薬剤師に聞かれるとよいと思います。
点耳薬
点耳薬はどうやって使うの?
- 手のひらで薬瓶をにぎり2分程度温めます。
冷たい薬液をそのまま点耳するとめまいを起こすことがあります。 - 滴下するほうの耳を上にして横向きになります。
- 耳たぶを後ろに引っ張ります。
- 容器の先端が耳に触れないように、点耳液を滴下します。
- 中耳炎の場合など、耳の穴の奥に炎症があるときは、点耳したあと耳たぶを後上方へ引っ張ると、点耳液が奥のほうに入りやすくなります。
- 点耳後は、そのままの姿勢を2~3分保ちます。