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頭部打撲

頭を打ったときはどうすればいい?

出血していたら、まずは圧迫して血を止めます(圧迫止血)。
きれいなガーゼやハンカチなどをかぶせて血が出ているところを押さえます。
出血量が多いときは救急車を呼びましょう。
少ないときは、直接、病院を受診しましょう。

気にしなければいけないのは脳出血を起こさないかです。
CTを撮れば脳出血を起こしているかわかりますが、撮影時に放射線を浴びるため気軽には受けられません。
特に子どもでは、脳腫瘍(がん)の発生率が高まるといわれているからです。
そのため一般には、疑わしい症状が見られたときに検査を受けることになります。
もちろん、かなり強く打ったとか、一時的にでも意識がなくなったようなときは、症状が見られなくてもCTを撮ったほうがよいことがあります。

脳出血を疑う症状は、元気がなくなる、ぼーっとしている、うとうと眠っていることが多い、いつもと行動や動作が違う、手足の動きがいつもと違う、吐き気や嘔吐がある、目の見え方がいつもと違う、目つきがおかしい、頭が痛い、機嫌が悪い、けいれんが起こる、鼻や耳からサラサラした液体(髄液)が出ているなどです。
頭のコブはできてもできなくても、脳出血は起こることがあります。

48時間くらい様子を見て、何も症状が出なければ脳出血は起こらなかったと判断します。
まれには48時間経ってから症状に気づくこともあるので、念のため2週間くらいは様子を気にしておきましょう。
高齢者では、数ヶ月経ってから症状が現れることがあります。

頭を打った当日と翌日くらいは、激しい運動をしない、激しく泣かさない、熱いお風呂に入らないなど、頭の血圧が上がる行動はしないほうがよいかもしれません。

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