便秘
便秘がちだけど、いい方法はない?
乳児
1.おなかを優しくマッサージする。
マッサージをすることで、少し腸の動きがよくなるかもしれません。
2.離乳食が進んでいれば、野菜やくだものを多く摂る。
野菜やくだもので食物繊維を多く摂ると、便の量が増し食物繊維が水分を含むため便が固くなりにくくなります。
3.ビフィズス菌を増やす整腸剤などを飲む。
ビフィズス菌は善玉菌なので、腸の運動を正常化させることがあるといわれています。
4.オリゴ糖を飲む。
オリゴ糖はビフィズス菌のエサになるので、ビフィズス菌が腸の中で増えるといわれています。
5.マルツエキス(麦芽糖)を飲む。
麦芽糖は善玉菌の栄養になります(麦芽糖もオリゴ糖の仲間)。
処方もできますが、ドラッグストアーやスーパーにも売っています。
即効性はなく、作用は穏やかです。
瓶入りやスティック状のものがあります。
6.綿棒浣腸をする。
綿棒にオリーブ油やワセリンを塗って直腸を刺激します。
うんちが肛門近くに来たという合図になり、便をもよおしやすくなります。
7.クリセリン浣腸をする。
グリセリン浣腸は即効性があり、よく効きます。
幼児・学童
乳児や学童も幼児と同様ですが、綿棒浣腸はあまりしません。
代わりにオートミールや寒天などの食物繊維の多い食材を食べることができるようになります。
寒天は、棒状のものが一般的ですが、スティックに入ったパウダー状のものもあります。
パウダー状の寒天は、お米を炊くとき、スープを作るときなど、いろいろな料理に気軽に混ぜることができます。
浣腸はどうやってするの?
浣腸液(グリセリン)は、10kgの子どもでは、ふつう1回に10ml、20kgであれば1回20mlくらい使います。
浣腸液は、体温程度に温めてから使います。
肛門や肛門に入れる浣腸の管を少し濡らすとスムーズに入ります。
浣腸の管は、肛門のひだが引きつらないよう、真中にまっすぐ入れます。
肛門の真ん中に入っていなかったり、斜めに入れたりすると痛みを感じます。
浣腸をしても、短期間で癖になることはないといわれています。