はじめての小児科受診
小児科を受診するときに、いくつか知っておいたほうがいいことがあります。
少し細かいことまで書きますが、完璧でなくても、受診は問題なくできますので、気軽に読んでくださいね。
症状や体温を記録したメモを持っていきましょう。
病院に着いてから思い出そうとしても、忘れてしまうことがあるかもしれません。
もし、お子さんの様子がわからない方が付き添って受診されるときは、症状を書いたメモに、質問なども書いて持っていってもらうとよいと思います。
- どんな症状?
- 症状はいつから?
- 症状は増えてる?減ってる?
- 症状がひどいのは朝?昼?夜?
持参いただくもの
- 保険証
- 母子手帳
- 乳幼児医療証
- お薬手帳(2回目以降の受診時)
- 予防接種のときは予診票(必要に応じて接種券)
受診したときに伝えたほうがよいこと。
- アレルギーがあれば伝えましょう。
- 薬の副作用があれば伝えましょう。
- 家族性または遺伝性の病気があれば伝えましょう。
- 出産時または出生直後、変わった容態(意識障害、無呼吸、けいれんなど)があった方は伝えましょう。
- 保育園などで流行っている感染症があれば伝えましょう。
- 好みの薬の形状(粉薬、シロップ、坐薬など)があれば伝えましょう。
下痢、血便、粘液便があるときは、おむつごと便を持っていきましょう。
診断がつきやすいことがあるからです。
新聞などにくるまず、おしりふきシートやティッシュを含めないでおいていただいたほうがよいと思います。
発疹や蕁麻疹(じんましん)がでたときは、携帯で写真を撮っていきましょう。
病院に着いたときに消えてしまっているかもしれませんからね。
けいれんのようなしぐさがあったときは、動画を撮って持っていきましょう。
病的なけいれんかどうかの診断がつきやすくなります。
検査や治療のために浣腸をすることがあります。
使い慣れたおむつ、おしりふき、使用済みのおむつ入れは、あったほうが安心だと思います。
*当院前のすみれ薬局では、おむつは1個から購入できます。
吐き気があるときは、間に合わず服を汚してしまうこともあります。
お着替えもあったほうがいいかもしれません。
予防接種は体調のよいときに受けることになっています。
熱が出るような病気にかかったときは、ふつう1週間以上空けてから接種します。
水ぼうそうやおたふくかぜなどにかかったときは、治ってから2週間以上空けることもあります。
軽い鼻水や咳程度であれば、接種できることもあります。
病院に到着したら
こんな症状があったら、受診の前にまず受付で知らせましょう。
- ゼーゼーして息が苦しそう
- おなかの痛みが強そう
- 吐き気がある
- ぐったりしている
- きげんがとっても悪い
診療前におしっこをしたくなったら職員に知らせましょう。
尿の検査が必要な場合は、診察のあと、再度、受診したり持って行かないといけないことがあります。
以上いろいろ書きましたが、気軽に受診できるのが小児科のいいところです。
安心できるまで、何でも質問しましょう。