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発熱

熱の測り方は?

ふつう子どもはわきで測定します。
15~20秒で測れる電子体温計が増えました。
数10秒で測定できる体温計は、予測値を割り出しているだけなので、ときに正確でないことがあります。
実測値を測るときは、ふつう10分以上わきに入れておく必要があります。
思ったより低い値だったり、左右のわきで異なるときは、10分以上測ってみると正確な値が得られると思います。

熱が出たらどうする?

額やわきを冷やして気持ちよさそうであれば、保冷剤をタオルに巻くなどして、あててあげてもよいと思います。
冷えピタなどを使っても構いません。
解熱剤(熱さまし)は、アセトアミノフェン(コカール、カロナール)であれば飲んでも構いません。
解熱剤を飲むと治りが悪くなるとか、病気が長引くとか、体が弱くなるといった医学的な証拠はありません。
熱が38℃以上あり、きつくて体が消耗しそう、睡眠がとれない、水分を摂る量が減った、食欲がなくなったなどの症状が見られるときは、病状の回復を助けるかもしれません。

熱は下げなくていいの?

たとえ熱が40℃を超えても、熱のために頭がおかしくなることはありません。
昔は、熱が出たあとに頭の後遺症が残ると、熱が原因だったと考えていた時代がありました。
今ではそれは間違いで、熱の症状が出る髄膜炎や脳炎といった病気を起こしたことが、障害の発生につながることがわかっています。
脳の炎症(髄膜炎や脳炎)があるときは、頭痛や吐き気がよく見られます。
食欲や元気がなくなり、ボーとしていたり、機嫌が悪くなることもあります。
ときにけいれんも見られます。

熱があるとき洋服はどのくらい着せればいい?

手足を触って冷たければ、寒いと感じていることが多いので温めましょう。
背中を触って汗ばんでいたら、おそらく暑いと感じているので少し薄着にしてあげるとよいと思います。

熱があるとき部屋の温度は何℃にすればいい?

熱が上がり始めると、ふつう手足は冷たくなります。
熱が上がりきると手足は熱くなります。
手足を触って冷たくなく、わきや背中を触って汗をかきすぎていなければ、ほぼ適温と考えてよいと思います。
手足が冷たいときは、ふつう寒く感じていますから室温を上げます。
手足が熱くなったら、熱いと感じていると思いますから温度を低めにします。
健常時は、薄着であれば、ふつう21~22℃を快適と感じます。
暖房の目安は20℃前後ですが、生まれたばかりの赤ちゃんでは23~25℃くらいにします。
冷房は25~28℃くらいに設定することが多いと思います。
発熱時は、これらを目安に調節します。
冷暖房の風には直接あたらないようにしましょう。

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