吐き気、嘔吐、食欲がなくなる、脱水になる病気
嘔吐する病気
●腸回転異常症、●中腸軸捻転
約80%は生後1ヶ月以内に症状が現れる病気です。
生まれつき、腸がおなかの中の正常な場所にない病気です。
急に飲めなくなったり、何度も激しく吐くときは疑う必要があります。
おなかが張ったり、血便が出ることもあります。
●肥厚性幽門狭窄症
生後3~4週間くらいの赤ちゃんがミルクを噴水のように吐く病気です。
はじめのうちはそれほど嘔吐もひどくなく、1日に1~2回吐くくらいですが、徐々に回数や量が増加して飲むたびに吐くようになります。
●ケトン性低血糖症
生後6ヶ月~5歳くらいの子どもに多く見られる病気です。
血糖が下がると、吐いたり、意識がなくなったり、けいれんを起こすことがあります。
朝、空腹のときに元気がなかったり、顔色が悪かったり、吐いたりしたときは疑う必要があります。
●周期性嘔吐症(●アセトン血性嘔吐症、●自家中毒、●周期性嘔吐症候群)
2~6歳の子どもに多く見られる病気です。
数日間続く吐き気と嘔吐を周期的に繰り返す病気です。
嘔吐や血便が見られる病気
●腸重積症
0~2歳の子どもに多い病気です。
機嫌が悪くなり、激しく泣くことを繰り返すときは疑う必要があります。
嘔吐を繰り返したり、顔色が悪くなってぐったりしたり、血便が見られることもあります。
猛暑のためにぐったりする病気
●熱中症
気温が高いところにいる最中に気分が悪くなったら熱中症を疑う必要があります。
汗をたくさんかいて、水分摂取が少ないと脱水になることもあります。
体の水分が足りなくなる病気
●脱水症
体の水分が不足している状態をいいます。
嘔吐、下痢、発汗、熱傷(やけど)などによって起こります。
乗り物に乗ったときに気分が悪くなる病気
●動揺病(●乗り物酔い)
車や船などの乗り物に乗ったときに、吐き気、嘔吐、顔色が悪くなる、冷や汗が出るなどの症状が現れる病気をいいます。
食べたものに当たって嘔吐や下痢が見られる病気
●食中毒
食中毒の多くは集団で発生します。
吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が見られます。
吐き気や腹痛が続きやすい病気
●肝炎
黄疸、吐き気、嘔吐、白色便、下痢、腹痛、発熱などの症状が見られることがあります。
以下の病気は、他のページに載せています。
のどの痛みが強くなりやすい病気
- 溶連菌感染症(溶血性連鎖球菌感染症)
よく吐き気が見られます。
→「熱が出る病気」を見てくださいね。
頭痛や嘔吐を伴う病気
- 髄膜炎
- 脳炎
- 脳症
→「熱が出る病気」を見てくださいね。
熱や嘔吐を伴いやすい病気
- 感染性胃腸炎(感染性腸炎、嘔吐下痢症、白色便性下痢症)、ウイルス性腸炎、細菌性腸炎、胃腸炎
→「下痢をする病気、うんちが白くなる、血便が出る病気」を見てくださいね。
白っぽいうんちが続く病気
- 先天性胆道拡張症
→「下痢をする病気、うんちが白くなる、血便が出る病気」を見てくださいね。
うんちが出にくくなる病気
- ヒルシュスプルング病
- 腸閉塞
- 腸回転異常症、中腸軸捻転症(腸捻転))
→「便秘になる病気」を見てくださいね。
感染症のときアスピリンを飲んで起こる病気
- ライ症候群
→「意識がなくなる、意識がおかしくなる病気」を見てくださいね。
発疹以外にも全身性の症状が出ることがある病気
- アレルギー、食物アレルギー、アナフィラキシー、アナフィラキシーショック
アレルギー症状として嘔吐することがあります。
→「皮膚の病気」を見てくださいね。
やせる、食べる量が少ない、食べすぎる病気
- 摂食障害(神経性やせ症、神経性過食症、過食性障害、神経性食思不振症)
→「精神、発達に関係する病気」を見てくださいね。
異物を飲み込んだ
- 食道内異物
→「事故、けが、やけどなどの病気」を見てくださいね。